ヤカの感想

読書とかの感想と、ちょっとの雑記

アダルトチルドレンを振り返る

両親に2週間ぶりに会う。肝硬変で生死を彷徨うレベルの入院したくせにまた酒を飲んでいた。元気そうだった。

酒を止めろ🍶🍶🍶、、、と思っても喧嘩になりそうなので黙ってた。寿命短くても君たちが幸せならいいよ、と伝えた。両親は、そうなのよ、本人じゃないとわからない苦しみがあるからね、変に説教しないでね、とご機嫌だった。

 

わたしの悲しみなんて、君らは気づくまい。

 

曲がりなりにも親を愛しているし健康に生きて欲しい。目の前の自殺を止められない。止める勇気もなく、方法もわからない。諦める自分が非情な人間に思える。

大泣きしている自分を心の中で抱えながら、無表情で家に帰った。こんなことができる程度には大人になった。

 

なんか大人になってから、あなたはACですね、まあつまりアダルトチルドレン、親の顔色見て自分を抑圧していた子供ですね、なんて評価をされることが2回くらいあった。

 

君はかわいそうだね、辛かったね、を言うような感じでもらったんですけどそれってなんなんだろう。

それつけることで救われんのかな。

 

てかさ、私からしたらうちの親がクソなのが平常運転なので、よそ様のペアレンツがいかに正しい親でもそれはそれだと思うのだ。

 

昭和や明治なんて女の人めちゃ子供産んでて、10人くらい兄弟いるのが普通で、子供が兄弟育てたり、面倒みてたりしてたんだぞ。そしてそれが普通の時代に、アダルトチルドレンなんて言葉あったら、みんなそうなっちゃうじゃん。

 

つまりさ、それは他人の家庭と比べたときにでてくるやつで、あっそーなんだ、君はパパママに愛されているいわゆる「普通の」人で、わたしはかわいそうなやつなのね、そう。って壁を逆に感じてしまうんだよね。

 

この苦しみはきっとやっぱりわたし1人のものなんで、君らにはわからないんですね。

みたいな。

 

もともとわたしにそれを言ってくれた人は、そういうつもりで言ってないと思う。でも、慰めの裏返しみたいでどうしていいかわからない。

謎の恨みすらある。

 

とりあえず抱えて、お家に帰りました。家には同棲している男がいて、飯を待っていました。わたしはこいつにもどうせわかんないんだから変に頼るべきではないと思い、泣かないように、普通に振る舞い、ご飯作って美味しい!!!と元気に喚きました。

 

この悲しみを知っているのは、帰り道に見上げたお星さま、メルヘンの世界、このブログを書いてる自分だけです。ここで文章を終え、悲しみをデジタル穴に埋め、忘れることにします。

 

まあできないけどな。やっぱめっちゃ腹立つし悲しいわ。

 

でもおわり。