ヤカの感想

読書とかの感想と、ちょっとの雑記

ものづくりに関するエゴ

重版出来のドラマで、ムロツヨシがやってる漫画化志望のアシスタントのエピソードが自分の心にすごくきて、夢を見てる間は特別な人でいられた、というなんかその言葉がずっと印象に残っている。

自分もろくに何もしないくせに、きっといつかは、いつかはって思ってるから。今日は少しそれを思い出して辛くなった。そのうち何を作っても楽しめなくなってきて、哀れな自分自身を見つめて苦しくなってしまうのだ。

 

てか今の世の中、特別な人間でいろってプレッシャーが強くなった。わたしも心がふたつあって、おばあちゃんみたいに畑をやって、自分の食う分だけ自分で作り出せるのが一番幸せだと思う反面、自分で作るのは作品とか価値だと思ってる部分もある。

きっと後者は都市型の考えなのかもね。人が多すぎると埋もれないために、何かしらのインパクトを持たないとつまんねぇ奴になってしまうのかもしれない。

 

そのままの自分を好きになっていいよ!って言葉は、その言葉をかけられる人の大きな特徴が周囲との齟齬を作ってる時によく出てくるが、周りのために当たり障りなくうまくやっているように頑張ろうとしてる人に向けてもかけていい言葉だ。誰かとぶつからなくても自分を好きになれると思う。

 

多分、何か追っかけたり特別な方が、自分を好きでいられる。けど逆に、それがなくなると不安になる時もある。ほんとーに強ければ、そんなことに縋らなくても自分自身を好きでいられるのかな。って感じ。でも、やっぱり、追っかけてたいような…。それが原動力にもなるわけで…。あれ、言ってること往復してきた。

 

 

なんかもわっとものづくりに関して思ってしまったんだ。自分て特別だと思ってたけど凡人だなぁって。そこを自覚した上で、もっかい歩けるかなあって。ある種の悦である特別ブーストがなくなったから弱くなっちゃった。それを認めた上でまだ好きでいれるかな。