何年も前から、急に動けなくなる、寝たきりになる時がたまにある。そうすると、そうなる前にコツコツ積んできたものを、全部崩してしまうような感覚に襲われる。
頑張ってきた仕事、信頼、趣味とか。
急に考えも変わってしまって、なんか動けない、どうでもいい、となってしまう。
仕事も休んじゃう。
しばらくすれば元に戻るのだけど、その頃にはまた一から積み上げなければならなくなっている。
大体それは年に一、ニ回あるものすごい辛い生理前だ。生理に波があって、軽い時の次にくる重いやつ、でもそれが酷くて酷くて、漢方飲んだりピル飲んだりして、でも生理前の症状でそれ飲むことすら忘れたりして、あーつら、辛いなぁ、ってめちゃくちゃ泣いたりしてた。
何年か前に生理が止まり、お医者から急いで大きな病院行け!と言われて、生理が止まったままになったことがわかった。
体の仕組みで、たまーにくるらしいが。
子供はできないだろうけど、もうアレに苦しまなくて済むのか、という気持ちの方が大きくて、なんかやっと解放された、神様ありがとう!と思った。
女としては欠陥だろうが、女の機能のせいで人間として欠陥があったので、それがなくなると本当にフラットで平穏な日々が訪れた。誇張じゃなく。第二の人生始まったくらいの安心感だよ。
女ではない、というのも幸せだ。安心だ。
ホルモンにすごく振り回されて、泣いたり周りに迷惑かけたり、自分のこと嫌いになったらしないのは幸せだ。
生理も全くなくなったみたいじゃなく、たまに年2回くらいなる。数日前の寝たきりはどうやらその兆候だったみたいだ。今はもう元気だ。
誰にも迷惑かけてない。よかった。
生理休暇は必要なのだ。あった方がいい。
身体の仕組みが人によって違うから、必要ない人も居ると思う。でも、他人が休んでずるいって感覚がなんか違うんじゃ。必要な人はあるだけでめっちゃ助かるし、そのおかげでたくさん働けるぞ。
昨日は体が元に戻ったみたいで、たくさん掃除したり、台所のテープ変えたり、ケーキ焼いたり勉強できた。
元に戻った。
動けるって幸せ。
そして前の寝たきりが、本当に怠けじゃなく完全にバイオリズムのせいだった。寝たきりの時は、やっぱ私ダメなやつだ…ってなってたのに。洗濯物ひとつ干すのもすごいだるかったのに、全然違うもんね。
久々の波にやられたなぁ。