ヤカの感想

読書とかの感想と、ちょっとの雑記

斜陽の国のルスダン

 

さいきんのkindle unlimited、微妙なの増えたけど、たまーにここでしか出会えないような良書があるのでやめられない

 

これ読みました!よかった!

 

文体はかなり軽めでサクッと読める割に、話の満足度が高い

 

ジョージアの王女ルスダンと、遊び相手という名目で人質としてきた王子ディミトリの話

 

アイーダアントニークレオパトラみたいな歴史ロマンスで、このまま劇にもできそう〜って思ってたら宝塚でやるみたい さすがぁ…

 

主役が美男美女、コーカサス地方の街並みや自然が舞台なので、一つ一つのシーンが美しいのが大きな魅力

戦のシーンも、城の庭で遊ぶシーンも、なにか不思議な説得力があってとても綺麗

これを題材にした絵画とか叙事詩があるんでは?ないか?

 

あんまり歴史は明るくないけど、ロマンに満ち溢れてて心躍らせました

何百ページに及ぶ古典名作劇に近い満足味を中編くらいのページ数でなんかいただいたような

 

この作者の人もこの題材をもってくるの相当な知識がいると思う 熱と愛を感じる

 

 

なんか色々掘り下げたいけどネタバレになりそ

ジョージアの王国すごい綺麗だったんだろな、民族衣装とか可愛いんだろなぁとかモンゴルとイスラムに揉まれて〜ってきっとそいつらも異文化で、またその考え方や文化も違うからそれもまたいいなとかリラの花ってどんなのかしらとか将軍連中もなんか気持ちわかる〜仕方ないよね〜とか…

 

とにかく想像しながら読むのが楽しい小説でした

 

あーもーよかった、歴史小説は馴染みない国のが楽しいしもっと知りたくなる〜

絶対ルスダンのドレスとか綺麗なんだろうなぁ

見てみたいなぁ